私とは旅行中ずっと一緒だったし、同じ部屋で寝起きしたし(いわゆる濃厚接触)、と心配は私の事にまで及び、長野のクリニックに行った日に流れでとうとう私も胸のレントゲンを撮ることになってしまった。私はどう見てもピンピンしているんだけど。(P病はともかくも)
案の定、「きれいな肺ですね〜、肺炎も肺癌の疑いもありませんよ!」と、写真を示しながら笑顔の先生。お騒がせ致しましたと身を縮める。去年の大検査と毎月の血液検査、その後の背中と腰のレントゲン、いつも褒められるくらいの完璧さだが、脳のたった2、3ミリの黒質の異常のせいでこの身体の不自由さがうまれており、脳の世界は複雑だ。とは言え、肺もバッチリとなれば、それはそれで嬉しいものだ。
件の妹は「気管支炎」だった。