句会なんてとんでもない。吟行でふらふら歩きまわるし、選句や打上げ飲み会では口角泡を飛ばして熱く語るし、それこそ濃厚接触なのだ。でも、せっかく生活の一部になった句会を中止するのは残念だ。
という訳で、最年少のせいで永久幹事の吉田君の提案で郵送投稿で句会をすることとなった。今日が締め切り、一人5句ずつ集めた句を吉田君が清記して、皆に送付、それぞれ選句してまた彼に郵送、選句の結果を待つのだ。彼には面倒をかけるが、句会が成立するのは嬉しい限りだ。歳時記を読み季語を捜し、季節について考えるのは楽しい。
以下は私の5句の中の1句だ。(これが一番良いという訳ではない)
啓蟄の蠢き感受発熱す
このご時世で「発熱」は禁句だが、そのくらい、今年は啓蟄のパワーに影響された感じがする。
私は、3月に具合が悪くなる事が多かった。入院したことがあったのも3月だった。それでも今までは春の芽生えのパワーにあやかろうとしたものだったが、こんなちっぽけな人間が自然のエネルギーに同調出来ようはずもない。啓蟄のパワーはとても強く、気候にも多大な影響を及ぼすと言う。だから具合が悪くなるのも当然なのだ。
今年の啓蟄は、3月5日~3月19日だそうで、この間は静かにやり過ごすしかない。