2019年11月22日

231 コピ・ルアック / 猫のコーヒー

姪一家がベトナム赴任中で家族が訪ねて行くことが度々あり、ベトナム土産をもらう事が多くなった。今回は姪の姉夫婦が行って来た。姪達は私の好みをよく分かっていて、形が残るモノなどは決してくれたりはしない。マカデミアナッツ、蓮の実、ジャコウネココーヒーが今回のお土産だ。何ともベトナムらしく、ジャコウネココーヒーとは珍しい!東京の一流ホテルなどでは一杯1万円近くする最高級コーヒーだ。私はまだ飲んだことがない。美味しいばかりではなく、健康にも良いという。
コーヒーを常飲する人と喫煙者にはパーキンソン病に罹る人が少ないと聞き、その気になり易い私は、今は一日一杯はコーヒーを飲むようにしている。最初は成分のカフェインが身体に良いのだろうと思ったが、コーヒーを飲む時間を持てるゆとりが身体に良いのだろうと最近は思う。喫煙もしかりである。(勿論、煙草を吸ったりはしないけど)
パーキンソン病の原因はドーパミン不足。快感ホルモンのドーパミンは報酬ホルモンとも言われ、「良くやったね」「少しゆっくりしなさい」という、自分へのご褒美が必要なのだ。最高級品コーヒーともなれば、そのご褒美ぶりも最大級に違いない。
マタタビがパーキンソン病に効くということで、マタタビ入りの漢方薬をこの間から飲み始めて、「猫にマタタビ」状態であるが、今度はネコ(ジャコウネコは猫でははないというけれど)が排出したコーヒーを飲むことになった。ネコ科の寅年としては因縁を感じるのだった。
私はいつもペーパードリップでコーヒーを淹れているが、それがコーヒーオイルも一緒にろ過してしまって味が落ちてしまうそうで、金属フィルターが豆の良さをしっかり引き出すというので、金属フィルターを買うことにした。それまでしばらくこの最高級品コーヒーはおあずけである。せっかくだから美味しく飲みたい。






2019年11月12日

230 〇

マル!
この数日、気持ちの良い晴天が続いている。まさに小春日和だ。
日光にあたるとドーパミンの働きが良くなるということで、窓辺に椅子を寄せて、毎朝ポカポカの明るい日差しに身を任せている。とても気持ちが良く、確実にドーパミンが増えていそうだ。

2019年11月2日

229 懺悔文

春頃だったか、「十句観音経」について書いたことがあった。全部で十句と短いものでいつでも唱えることができ、その霊験、功徳は、はかり知れないものがあるという、ズボラな私向きだなあと、何とも罰当たりな心掛けで始めたが、直ぐにそらで唱えられるようになった。欲の力はスゴイ!
ブログを読んだ高校時代からの友人Hが「知っている」とのたまう。何と、お祖母ちゃんが毎朝唱えているのを子どもの頃から聞いていたのだという。まさに「門前の小僧」だ。それから、程無くして「あれには続きがある」と言う。気になって調べたが分からない。どうやら、お祖母ちゃんが、十句観音経の後に唱えていたらしい。彼女に尋ねると「懺悔文 さんげもん」と「三帰戒文 さんきらいもん」だと教えてくれた。更に、「懺悔文は今まで生きてきた自分を懺悔する物」なので、オススメだ!と言う。
確かに立派に生きてきたとはとても言えぬ私だが、病を得てから「これからは楽しいことだけを考えよう!」と誓ったのに、やれやれ懺悔かよ…とも思う。
ところが…
懺悔文全文が四句とあまりにも短いことに笑ってしまった。どこまでずぼらな私向きだろう。これがHのオススメたる所以か?!こんな罰当たりな私にも功徳はあるのか?…
観音経の時にも記したが、信心は無くとも経を唱えている時は少なくとも無心でいられる。その先に空や無の境地があるのだろうか。

懺悔文(さんげもん)
自分が犯した罪や過ちを仏さまに悔い改める言葉
我昔所造諸悪業(がしゃくしょぞうしょあくごう)
わたくしは、昔からたくさんの悪をなしてきました。
皆由無始貪瞋癡(かいゆうむしとんじんち)
果てしない過去の世から、欲望と怒りと愚かさによって、
従身口意之所生(じゅうしんくいししょしょう)
身の行いと、口にする言葉と、迷いの心から生じ、積み重ねてしまった悪です。
一切我今皆懺悔(いっさいがこんかいさんげ)
それらのすべてを、わたくしは今、懴悔いたします。