2020年6月21日

252  病院はガラガラ

自粛要請が全面的に解かれ、この週末から街中や観光地に人が出てきたようである。だが、これだけの自粛の後だから、まだ二の足を踏んでいる慎重派もいて、さすがに満杯とまではいかないようだ。
久しぶりに病院に行ってきたが、人はまばらだった。コロナの感染者が出たので来ないように、薬は送るのでと病院から電話があってから、S先生の診察は3ヶ月ぶりだ。「今日も来なくて良かったのに」と、意地悪を言う先生。次も9月で良いと。そんな殺生な!先生に会いたくて、話したくて、嫌いな病院にも来ているというのに!次はせめて8月にしてもらった。
私のような者は不急の患者に入るらしい。他の病院でもコロナ患者の為に不急な病人は後まわしにされているらしく、結構空いてるというような話も聞く。今までの混み具合は何だったんだろうと思う。今更だが、それこそ不要不急な患者も多いのだろうか…
「パーキンソンで苦しんでいる人から見たら、君なんて、どこが具合悪いんだろう?と思われるくらい軽いんだから、気持ちを明るくね。辛くなったら、僕にそう言われたなあと思い出して明るくするんだよ。」
そう、そんな言葉を聞きたくて、たまには先生に会いたいのだ。手術や薬の為ばかりの病院じゃないのだ。