何時までも心ゆくまで眠ろうと思うが、悲しいかな7時前にはいつものように目が覚める。こんなことも若い頃は無かったものだ。つくづく年取ったと思う。だが、前夜はバッタンキューでかなり熟睡したのでそんなに疲労感は無い。せっかくの(?)休みだ。午前中はベッドの上でグダグダする。昼食には勿論、ビールをグッとやる。そして昼寝をしたりまたグダグダ…これが私にとっては休みらしい休みであり、ちっとも建設的では無いが、テキパキと何かをやったりするのは仕事日で充分だ。
そして、グダグダしながら一日中Stingを手当たり次第聴く。いよいよ明後日はStingの来日公演だ。何年振りだろうか。楽しみで仕方ない!以前にも書いたことがあるが、Stingにあやかってこのブログの表題「ラストシップ」をつけたくらい大好きなミュージシャンなのだ。
“The Soul Cages”や“The Last Ship”など、叙事詩的な文学作品とも思えるアルバムを聞いていると彼が哲学者のようにも見えてくる。人生と向き合うStingの中心的テーマは、いつも「自己発見」だ。風貌も知的で繊細だし、これからどうなっちゃうのって感じだが、それらの作品を越えて作った最近の“57th & 9th”は、ポリス時代を彷彿させるものがありロック魂は健在だ。全体的にどのアルバムにも散りばめられている物悲しい楽曲はStingならではだし、かっこいい!の一言に尽きる。同世代としていつまでも活躍して欲しいと切に願う。