2017年4月16日

137 春が来た! /「子どものための日本文化教室」開講

4月は何かと始まりの月だ。
「子どものための日本文化教室」第13期も始まった。3才からの子どもを預かる教室なので、色々な意味で気遣いが必要だ。今年は泣く子も一人もいなかったので、やれやれだった。親と離れてのお稽古だから、子ども達も皆最初は緊張気味だ。そこへ泣く子が一人でも出てくると、我慢の糸が切れてつられて泣く子も出てくる。そうなると大変なので、こちらの講師もスタッフも油断はできない。特に初日が勝負だ。とにかく飽きさせないこと、興味を持たせることでお稽古に集中させると、親と離れることにも慣れてくる。
例年、第一回目は「ご挨拶の作法」で、玄関の上がり方、襖の開け閉めから習い、和室での振る舞いを身につけるのだ。正座の仕方、足のくずし方、立ち方も学ぶ。大人でも大変なことを子どもに強いるなんて拷問にも等しいと言った人もいるが、体重が軽くて邪念のない子どもの方がピタッと座れるのだ。
正座とは正しく座ると書くように、正しく座りさえすれば実は楽な姿勢だとも言われている。寝る前に一日一回で良いから、目を閉じて一分くらい座ると心が落ち着き安眠できると教えられたが、ほぼ毎夜ベロンベロンでは正座の前に足がもつれてネンザでもしかねない私である。
幼児の初日としては上出来!若い先生の方が辛そう(笑)