連休は休みのような休みでは無いような日々だったが、合間に近頃滞りがちだった片付けの続きをする。
今回は靴下を徹底的に整理しようと、例によってある物全てを放り出してみる。88足あった。比較する対象が無いので、多いのか少ないのか判らないが、少なくとも母よりは少ない。靴下は比較的安価だし消耗品に近いので、手軽に贈れる物の一つとして贈ったり贈られたりすることも多いのではないだろうか。私にも覚えがあり、母も例外では無く溢れるように靴下があって、妹と片付けをした時に、せめて引出し一杯に入るぐらいにしようと大分処分したものだった。私も同じように引出し一杯くらいにはしたいものだが、私には自分で決めた3の倍数原則がある。それに沿うと夏物9足、3シーズン物9足、予備が各3足で合計24足になる。
最近の自分のファッションアイテムを考えると、靴はフォーマル用に低いパンプスを1足残しただけなので、パンティストッキングの出番は少ない。新品の物が6足あったので、これだけ残せば充分だ。後の古い物は全て処分する。
今、もっぱら愛用しているのが、ギロファの着圧式ハイソックスだ。夏用に薄い生地のものもあるが、やはりハイソックスは暑いのでこれは予備用に3足として、後の9足は短めの物を残す。日本文化に関わる仕事をしているので、和室に入る時の白ソックスも必要だが、これも3足で充分だろう。残す物は全て合わせて33足だ。勿論、まだ新しくて残す基準に入る物は、予備として残す。15足あった。今回は丁度半分を処分することになった。
自宅で履こうと持ち帰った温泉旅館の足袋ソックスも、家では履かないということも分かった。結局は捨てるのだから、これからはむやみに持ち帰らないことだ。足首のきつい物も不要、踵がぴったりしない物も不快だ。これらにはバイバイする。
靴下のみならず全ての物に共通することだが、身に着けて心地が良い物だけを選り分けて、徹底的に使うことが物に対する愛情だとも思うのだ。捨てないことが愛情なのでは無い。