10年ぶりくらいに岩盤浴に行く。
以前、癌の手術をした友人が、術後どうも身体が冷えていけないというので、つき合いで行き出したのが岩盤浴のきっかけだった。私はサウナが苦手で1分と入っていられないくらいで、高温の物はどうかなと思ったのだが、岩盤浴にはサウナのような息苦しさが無く、身体の芯から温まる感じがして結構気に入っていた。ところが、行きつけの渋谷の店がガス爆発の事故で閉店してしまったので、他の店を探す間もなく今に至っていた。ちなみに、一緒に通っていた友人は今はとても元気だ。今も岩盤浴に行っているかどうか聞きそびれている。
今回、久しぶりに行ってみようと思いたったのは、ここのところ身体がほっそりしてきたミュージシャンのK君から「色々やったダイエットの中で一番岩盤浴が効いた」と聞いたからだ。女優の美しい奥さんも一緒に通っているそうだ。「2、3キロはすぐですよ」とも。この間の唾石症で物が食べられなかった時に体重が減ったのを機会に、このままの勢いで減らそうと思ったものの足踏み状態が続いていた私は、すぐに2、3キロという言葉にフラッときた。
去年だったろうか、ゴールデン街のある店のママから近くに良い温泉が出来たと聞いたのは。温泉は掘ったのでは無く、毎日伊豆から温泉水を運んでいるのだそうだ。露天あり、ハーブ湯あり、サウナあり、そして岩盤浴あり!
今入ってきたばかりで、嬉々として話すママの顔は茹でたての卵のようにピカピカしていた。ゴールデン街にはしょっちゅう来ているのだから、一度このお風呂に入ろうと思っていたのだが、飲み出すとベロベロになるまで止まらない私は風呂までなかなかたどり着かない。今日は風呂優先だ!と出かけた時も、やっぱり並びのゴールデン街の方に吸い寄せられてしまっていた。
この季節、昼間は暑いくらいでも夜になるとぐっと冷えることがある。数日前、夜になって北風ピューピューと身体が震えるような日に、今日だ!と思い立ち、温まってきた。やっぱりお風呂は気持ち良い。色々なお風呂に一通り入り、目的の岩盤浴で寝転んでみる。身体が温まるのは気持ちも温まる。病気は体温が低いと起きやすいとも言われるが、気持ちの温かさの影響も大きいのではないかと思う。
さて、体重だが、1キロ程減っただろうか。ビールを飲んだらすぐ戻るくらいだ。K君の2、3キロ減て、それは過ぎた水太りのせいじゃないの?! でも、良いんだ。体重を減らすことだけが目的ではないのだから。明らかに人気漫画原作のヒット映画のタイトルをもじった、ふざけた名前の風呂屋だけど、これからも行くことになるだろう。
2016年4月30日
2016年4月21日
2016年4月11日
2016年4月2日
99 防災グッズの整理
5月X日に東京に大地震が来るという噂が最近流れているという。時々、こういった流言飛語が真しやかに飛び交うが、大騒ぎすればする程当らないのが現状だ。流言飛語に惑わされることはないが、日本列島地下の活断層やプレートの動きが活発なようで、大地震がいつ来てもおかしくはないという危機感はもう随分前から持っている。と言っても、防災グッズを揃えて保存食品を蓄えて置くぐらいのことしかやっていないのだけど…
姪たちと大人数で暮していた時は、押し入れの4分の1が保存食で閉められていた。私の場合はちょっとやり過ぎるきらいがあるらしく、今のように自宅と職場が近くなかった時は、事務所にまでそれなりの物を置いていた。そのくせ管理が細やかでないものだから、気がついた時は賞味期限切れか期限直前だったりして、その処理に大騒ぎしたものだった。今は一人暮らしに戻り職場も近いので、自宅に適度な量の物を置いているだけだ。食品3日セットのダンボール箱1つと防災グッズが入ったリュック。いざとなったら、リュックを背負ってスタコラと避難するしかない。これも随分とスッキリした。
東日本大震災の後、防災グッズを備える人も増えたようで、「美味しい保存食」を謳ったり、企業も色々な企画を揃えている。私は日頃の食品を取っている事もあり生協の物にしている。この企画が有難いのは、1年経つと新しいセットを届けてくれることだ。気がついた時に賞味期限切れといううっかりが無くなった。新しいセットが届いてから古い方の処分にかかっても期限は大丈夫だ。ただ、私は元々インスタント食品や保存食はほとんど食べないので、結局は他人の手を借りることになる。職場のスタッフの中には「全く大丈夫ですよ!」なんて、気持ちよくもらってくれる者もあるが、最近は別の方法で処分を手伝ってもらっている。
ホームレス支援活動をしている「ビックイシュー」編集部に送り、ホームレスの方達に食べて頂いているのだ。恵比寿駅前にいつも居る販売者に恐る恐る尋ねたところ、「きっと喜んで食べてくれますよ」と言ってくれて実現したのだ。今回は、去年のセットに保存期間が長かった以前の物を足して、ダンボール2箱くらいの量になった。
この雑誌に関しては、私は自分の分がある時でも販売者を街角で見かけると必ず1冊買い、友人や知人に配っている。こういう形でしか協力が出来ないし、一人でも多くの人にこういう活動を知って欲しいという願いもあるからだ。それに内容も面白く、私が好きな「縮小経済」提唱者の浜矩子の連載コラムもあり、支援のみならず読む楽しみもあるのだ。
販売者の彼らとは、話したとしても一言二言だが、「この人達のようにホームレスに、私がならないという根拠は何もないのだ」と、いつも心から思わずにはいられない。
姪たちと大人数で暮していた時は、押し入れの4分の1が保存食で閉められていた。私の場合はちょっとやり過ぎるきらいがあるらしく、今のように自宅と職場が近くなかった時は、事務所にまでそれなりの物を置いていた。そのくせ管理が細やかでないものだから、気がついた時は賞味期限切れか期限直前だったりして、その処理に大騒ぎしたものだった。今は一人暮らしに戻り職場も近いので、自宅に適度な量の物を置いているだけだ。食品3日セットのダンボール箱1つと防災グッズが入ったリュック。いざとなったら、リュックを背負ってスタコラと避難するしかない。これも随分とスッキリした。
東日本大震災の後、防災グッズを備える人も増えたようで、「美味しい保存食」を謳ったり、企業も色々な企画を揃えている。私は日頃の食品を取っている事もあり生協の物にしている。この企画が有難いのは、1年経つと新しいセットを届けてくれることだ。気がついた時に賞味期限切れといううっかりが無くなった。新しいセットが届いてから古い方の処分にかかっても期限は大丈夫だ。ただ、私は元々インスタント食品や保存食はほとんど食べないので、結局は他人の手を借りることになる。職場のスタッフの中には「全く大丈夫ですよ!」なんて、気持ちよくもらってくれる者もあるが、最近は別の方法で処分を手伝ってもらっている。
ホームレス支援活動をしている「ビックイシュー」編集部に送り、ホームレスの方達に食べて頂いているのだ。恵比寿駅前にいつも居る販売者に恐る恐る尋ねたところ、「きっと喜んで食べてくれますよ」と言ってくれて実現したのだ。今回は、去年のセットに保存期間が長かった以前の物を足して、ダンボール2箱くらいの量になった。
この雑誌に関しては、私は自分の分がある時でも販売者を街角で見かけると必ず1冊買い、友人や知人に配っている。こういう形でしか協力が出来ないし、一人でも多くの人にこういう活動を知って欲しいという願いもあるからだ。それに内容も面白く、私が好きな「縮小経済」提唱者の浜矩子の連載コラムもあり、支援のみならず読む楽しみもあるのだ。
販売者の彼らとは、話したとしても一言二言だが、「この人達のようにホームレスに、私がならないという根拠は何もないのだ」と、いつも心から思わずにはいられない。
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