2016年2月23日

95 箱根の休日

久しぶりに連休ができたので、箱根に静養に出かける。箱根は好きなリゾート地でもあり東京からも手軽に行けるので、出かけた場所としては何だかんだと一番多いかもしれない。昔は車でドライブも楽しみつつなんてこともあったが、今はもっぱらロマンスカーだ。乗り込んだらまずビールを飲んで一気に旅気分を盛り上げる。
今回は富士屋ホテルに泊まり、一晩はフレンチを楽しみ滋養をとろうという計画なので、箱根には行ったことが無いという姪に、良い機会だからと一泊だけつき合ってもらう。何処でも一人で出かける私だが、どうもフレンチは一人食に向いてないような気がするのだ。
富士屋ホテルのある宮ノ下は骨董の店などがあり散策するのも楽しい所だ。大好きな温泉「函嶺」もある。ここには以前は泊まったこともあったが、今は宿泊はやっていないそうだ。大正時代に建てられたという、病院だった古い洋館が何ともノスタルジックだ。ここの露天風呂の眼前には竹林が広がり、温泉浴と竹林浴とで癒し効果は抜群である。隠れ宿みたいな所なのでお客さんも少なく、いつも貸切状態だ。
初箱根の姪を案内すべく、箱根登山鉄道とケーブルカーに乗る。景色も昔と変わらずスイッチバックなんかして楽しい電車だ。数年前からの噴火騒ぎでロープウェイは止まっているとは聞いていたが、この日は悪天候が重なって全面停止だったので、バスで芦ノ湖を目指す。湖尻に着いて周りを見回すも人っ子一人居ない。船も停止。霧のたちこめた芦ノ湖。初めて見る光景だ。バスでまた戻るのではつまらないので、芦ノ湖湖畔の道を歩いて九頭龍神社に向かう。深い霧の中を誰にも会うことが無く、何メートルか先は何も見えない白い世界を姪と二人でひたすら歩く。これはこれで新鮮な体験だった。
結局、姪は芦ノ湖も富士山も見ることが無く、初の箱根の旅を終えた。だが、さすがの富士屋ホテルの部屋と食事とサービスに満足して、東京の日常に帰って行ったのだった。
翌日は晴れ渡り、前夜の雪が真っ白に降り積もった富士山が見えるはずだった。…が、私が居る間は結局は富士山は雲に隠れたままだった。空は青く見事に晴れているのに富士山だけが隠れている。富士山にはそういうことが時々ある。










2016年2月13日

94 石が出た! / 入院騒ぎの顛末-2

気がついた時には舌の下に石がコロリと横たわっていた。その2日程前に悪血のような黒い血がちょっと出て、石のある場所が今までにない痛みでチクチクとしていた。出ようとしていたのだなあと思う。案外、軽い陣痛だった(笑)
直径5mm長さ1cmで法螺貝のような形をしている。私の身体の中でプープーと危険信号を発していてくれたのだ。自戒の為にも、しばらくは取っておくことにしよう。
直径5mmからして、自然に出ることは無いと医者は言っていた。普通はそうであろう。でも私は出てくるだろうと信じていた。身体を整えれば、身体が異物だと判断した物は排出するようになる。それは自然治癒力と言っても良いかもしれない。それにしても思ったより早かった。健康回復の為に7つの項目を立てて、エッチラオッチラとやり始めたばかりだった。でも、まだちっこい石が2つある。このやり方で良いと確信が持てたので、このまま続けるとしよう。

炎症が酷い時に一週間近くゼリーと蜂蜜で過ごさざるを得ず、2キロ体重が減った。これを好機と捉えて歩くのにもモチベーションが高まり、今や正月太りの最大値より4キロも減った。でもまだまだなんだけど…
三つ子の石の残りが出る頃には、すっかり健康かな?と楽観している。
とにかく、転んでもただでは起きたくない私ではある。









2016年2月3日

93 入院騒ぎの顛末

CTで見つかった石が光って(どんな宝石だ!?)よく分からない部分があるので、腫れも引いてきたところで超音波で詳しく見てみましょうということで検査をし、その結果が出た。大きさが違う小さな石が三つ程重なりあっている。「唾石症」というのだそうだ。
石は自然に出てしまうということはまずは無い、と医者は言う。直径1mmの唾液腺は開いたとしても3mmがせいぜいだということで、私の直径5mmの石が出るというのは、普通に考えても無理ではある。薬で溶かすということも出来ない。場所が場所だけに、衝撃が強い超音波で粉砕するのも勧められない。外科手術は全身麻酔で首から切除してやるが、周辺の血管や神経や細かい腺を考えると危険も多い。顔面麻痺が残った人もいるという。勿論、首に傷も残る。
そんな訳で、しばらくは様子を見ましょうということで御赦免に。手術を強く勧める医者でなくて、本当に良かった。例え勧められても、私の選択肢に手術は無いが。

以前、入院したのをきっかけに健康に目覚め、体質改善をして、薬も飲まず、病院にも行かず、20年以上は健康に問題は無かった。身体から注意信号が出ると、それなりの処置をしてそれで何とかやり過ごしてきたが、ここのところ無理がきかない歳になったのにも拘わらず、健康を過信していたきらいがあったような気がする。ここらで見直さなければいけないのだ。何をするか?よくよく考えて項目を立ててみた。しばらくはこれを厳守したい。

 1、休む (月に6日は休む)
 2、よく歩く (日に1時間は歩く)
 3、よく噛む (30回とはとかく言われるが 口の中で溶けるくらいまで噛む 相当根気が要る)
 4、仙骨の調整を集中的にする (健康維持の為に月1の調整だったのを 週1にする)
 5、禁酒 (腫れがひけるまで)
 6、掃除の徹底 (風水的には建物と身体の部位は一致すると言う 喉がどこかは分からないが 
            結局全部きれいにすれば全身健康ということだ(笑))
 7、早寝早起き (言わずもがなのこと お酒つきあえなくてごめんね~(笑))

まあ非科学的ではあるが、これを徹底すれば、何かは変わるだろうと思う。
2月に入り、明日は立春。ノートにはOFFを6個書き入れ、休む目標にする。
歩くことは既に始めた。病院の帰り道に明治神宮の北参道口があるので、病院で触れた粗い気を浄化する為に明治神宮を一回りして帰ったものだった。一回り30分、一週間は歩いたので下準備は出来た。近所には歩くのに相応しい場所が沢山ある。
そして今日は、仙骨の調整にMRT恵比寿に行く。久しぶりに橋田先生とも話し、今回の事をシミュレーションする。MRT的には、必要あっての病気であり石である。この石も私の一部だ。何かのメッセージとしてここに居るのだから、それを検証しつつ、同じ事を繰り返さない為にも自分の日常生活を振り返らなければならない。
帰路、恵比寿から明治通りを歩くのが常だが、今日は代官山経由で帰宅する。歩くのにこれから良い季節だ。コースを変えて目先の変化を楽しみ、どんどん歩きたい。
片付けするのは物ばかりでは無い、とはついこの間言ったばかりだが、またしてもその通り、この三年間でどっと付いてしまった脂肪とこの喉の石を、身体から片付けなければいけない。