出来るスタッフがそれなりに居れば問題は無いのだが、近頃は舞台の裏方になろうなんていう若者はとんと少なくなってしまった。現場に行くと、音響も照明も同様で、トップの人間は嘆いている。
今時の若者は、給料が保障されて手当もきちんと付くような大きな会社に入りたいようだが、こういう仕事の本当のやりがいはそういった会社で手に入れることはないと思うのだが…
幸いに私は、今は優秀なアルバイト何人かで何とかこなしているが、彼女たちはプロの制作者を目指している訳ではないので、後継者捜しはまだまだ続きそうだ。私に何か起きてからでは遅いので、人捜しに本腰を入れなくてはいけないのに、目の前の仕事に追われている。