コロナ禍で、仕事ばかりでなく趣味の集まりも中止せざるを得なく、読書会「およすく会」も何度も中止になった。加えて私は体調が優れなかったこともあり、今日は本当に久しぶりの参加だった。この読書会は田中順子先生を講師として『源氏物語』を原文で味わおうという会である。もう、20年になる(!)
スタート時は既に熟年層の集まりだったが、更に高齢化が進み、集まりに来れなくなった人もいる。だが、一人も欠けることなく皆健在なのは何よりだ。病気だった人も元気になり、『源氏物語』には癒しの効果があることも目の当たりにして来たのだ。そうだ、改めて私も声に出して読んでみよう。
講義は田中先生の解説本をテキストに2時間半みっちり読み込んでいる。現代語には失われてしまった日本語の深い味わい、美しさを求めて、細部にこだわり、ゆっくりじっくり『明石』の卷まで読み進んで来た。今年中に『明石』を読了する予定だ。通常の読書会に比べたらかなり遅い歩みであるが、豊かで奥深い『源氏物語』の世界を読み飛ばしてはもったいないという気持ちでやって来た。全54帖、まだまだ先は長いが、せめて15巻『蓬生』までは行きたいものだと誓い合っている。このペースだと、来年中に『蓬生』に入れるかも。
スタート時は既に熟年層の集まりだったが、更に高齢化が進み、集まりに来れなくなった人もいる。だが、一人も欠けることなく皆健在なのは何よりだ。病気だった人も元気になり、『源氏物語』には癒しの効果があることも目の当たりにして来たのだ。そうだ、改めて私も声に出して読んでみよう。
講義は田中先生の解説本をテキストに2時間半みっちり読み込んでいる。現代語には失われてしまった日本語の深い味わい、美しさを求めて、細部にこだわり、ゆっくりじっくり『明石』の卷まで読み進んで来た。今年中に『明石』を読了する予定だ。通常の読書会に比べたらかなり遅い歩みであるが、豊かで奥深い『源氏物語』の世界を読み飛ばしてはもったいないという気持ちでやって来た。全54帖、まだまだ先は長いが、せめて15巻『蓬生』までは行きたいものだと誓い合っている。このペースだと、来年中に『蓬生』に入れるかも。
何故、『蓬生』か?
光源氏の男としての責任、優しさが描かれている巻だからである。ただのプレイボーイじゃないのだ。
光源氏の男としての責任、優しさが描かれている巻だからである。ただのプレイボーイじゃないのだ。