2021年11月22日

301  悪いのは頭だけ-4 また薬が増えた

 気圧のせいではなく、寒さが原因の震えが増して来た。寒くて震えるのは健康な人でもあり得る。病気以前の問題だ。どちらかといえば私は寒さに強く薄着だったから、防寒グッズも無く、レッグウオーマーやヒート何とかを買い揃えることに。今冬はかなりコロコロと厚着になりそうだ。とにかく寒さは駄目だ。震え出すとP病の震えが誘発される。ガタガタとスゴイことになってしまう。心の不安も誘発されてガタガタガタ。

今月の定期健診もいつものように血液検査の結果は完璧。「悪いのは頭だけ」状態だ。でも、震えは辛い。前回と同様、震えの辛さをS師に訴えると、今回は心に不安を感じた時に飲む薬を処方してくれた。症状が出た時に飲めば良いのだが、こうやって治療が精神の領域に入ってくると少し複雑な気分だ。




2021年11月10日

300  原文で読む『源氏物語』

コロナ禍で、仕事ばかりでなく趣味の集まりも中止せざるを得なく、読書会「およすく会」も何度も中止になった。加えて私は体調が優れなかったこともあり、今日は本当に久しぶりの参加だった。この読書会は田中順子先生を講師として『源氏物語』を原文で味わおうという会である。もう、20年になる(!)
スタート時は既に熟年層の集まりだったが、更に高齢化が進み、集まりに来れなくなった人もいる。だが、一人も欠けることなく皆健在なのは何よりだ。病気だった人も元気になり、『源氏物語』には癒しの効果があることも目の当たりにして来たのだ。そうだ、改めて私も声に出して読んでみよう。
講義は田中先生の解説本をテキストに2時間半みっちり読み込んでいる。現代語には失われてしまった日本語の深い味わい、美しさを求めて、細部にこだわり、ゆっくりじっくり『明石』の卷まで読み進んで来た。今年中に『明石』を読了する予定だ。通常の読書会に比べたらかなり遅い歩みであるが、豊かで奥深い『源氏物語』の世界を読み飛ばしてはもったいないという気持ちでやって来た。全54帖、まだまだ先は長いが、せめて15巻『蓬生』までは行きたいものだと誓い合っている。このペースだと、来年中に『蓬生』に入れるかも。
何故、『蓬生』か?
光源氏の男としての責任、優しさが描かれている巻だからである。ただのプレイボーイじゃないのだ。