こんなご時世なので、うろうろ歩く吟行は休止していた。一年近く、吟行無しで郵送で投句して集合せずに句会が成立していた。我らが永久幹事のヨシダ君がアイデアを出し皆に案内して、投句、清記、選句等手間のかかる作業をしてくれた。お陰で句会が途切れることが無く、有り難い事だった。そして前回から、やっぱり会おうと集合し、夕方のラッシュに会わないように早目に解散している。まだまだ打上げの酒宴の楽しみは先のことなんだろうな。
今回は自分でも気に入っている句が、皆からも褒められて嬉しかった。
一歩出る春一番に背を押され
今回は自分でも気に入っている句が、皆からも褒められて嬉しかった。
一歩出る春一番に背を押され
「春一番のような強風は向かい風の印象が強いのに、背を押されるというのが新鮮だ」との評は思いがけなかった。今月に入り、かつて元気だった頃の身体の感覚が蘇る日が何日かあり、春一番が吹いた日もそうだった。その喜びが句に反映されたのかもしれない。これからそんな日が一日でも多くなれば幸福なことだ。
句会の会場は、神楽坂の赤城神社のすぐ隣。今年はまだ初詣もしていなかった。良い機会なのでお詣りをする。ここには隈研吾の設計したお洒落なマンションが隣接している。