2014年9月25日

35 〇


土浦薪能も無事に終わった。12月2日紀伊國屋ホール「石橋幸コンサート」のチラシ、ポスター等の印刷入稿も済ませた。目の回るような日々だったが、明日からはニューヨークだ!
ミュージカル「ラストシップ」の初日の切符も取れている。

2014年9月18日

34 トランクへ入れる物-その6 / 夏服

例年9月には、夏服を保管に入れ春秋物を保管から出している。以前下北沢に住んでいた時に近くに白洋舎があり、この保管サービスを知り、以来25年程利用している。何よりも保管状態が良いことと、収納場所に限りある者にとっては便利なサービスだ。
保管クリーニングに出す前に思い切り夏服を整理した。やはり何年も着ていない物がまだあった。整理の前に同じアイテムの物を全部出してみるのが整理の基本ということで、ベッドの上に夏物全部をドサッと重ねる。三年前にあれだけ大整理したはずなのに116点あった。
それをまた「ハレ、ケ、予備」の三つの観点から選り分ける。まだ現役中なので、更に現役中、予備と二分野を加える。それぞれに、アウター、インナー、ボトムスの三種類に分ける。3×3×3=27点に絞らなくてはならない。夏は汗がちなのでインナーはそれぞれ二倍にしよう。それでも合計36点。かなりのスリム化だ。引退後、最終的にはトランクに12点。やれるかどうか、残した物でどのくらいもつか、来夏分かるだろう。

ジャズピアニストの渋谷毅さんは、毎日同じ格好をしている。洗い晒しのダンガリーシャツにジーンズ。寒くなるとその上にセーターを着て、更に寒くなるとコートを着てマフラーを巻いたりする。冠婚葬祭もそれで行くという。勿論、ステージもそれでつとめる。演出上、黒い物を来て欲しいことがあり、恐る恐る尋ねると、用意してくれれば良いよと快諾。拘りつつも柔軟な人だ。
ピアノの無い劇場で演奏をしてもらう時に、アマチュアが借りるようなエレピで演奏をしてもらわなくてはならず申し訳なかったのだが、嫌な顔もせず弾いてくれ、素晴らしい演奏を聴かせてくれた。そんな凄い人だから、毎日同じ格好の渋谷さんを見ていると、彼にとってこのスタイルは僧の法衣みたいな物かもしれないと思った。自分にとって大事なもの、究極のものを見つけた人は、そのこと以外は何の拘りも無く、その道をひたすら淡々と歩み続けるのではないだろうか。
そんな風に生きられたら幸福なのだが、凡庸な私はそんな人達に憧れているばかりである。



2014年9月3日

33 〇

能楽座自主公演という大仕事も無事に終り、8月もあっという間に終わった。
後は9月10日の東京能楽囃子科協議会公演と20日の土浦薪能を済ませれば、いよいよニューヨークだ!これを楽しみに頑張るしかない!

2014年8月25日

32 トランクへ入れる物-その5 / 辞書 /本の処分-1


8月の整理アイテムは、辞書と英語関係の本だ。
本は油断しているとどんどん溜まってしまう。処分し難い物の一つでもある。三年前に駒場を出る時に、まず収納場所を無くそうと思い、大きな本棚を二台処分して、本はダンボール6箱にまで減らした。だが、三年経った今春の引越しの際には新たにまた6箱増えていて、がっくりした。増える理由は、多忙で図書館に行く時間が無いことと仕事の資料が多いことだ。
現役引退後は図書館に通うつもりだ。仕事の為の資料も不要になるし、好きな物だけ読もう。結局、現役中は増えるのも仕方ないだろうが、せめて細目に整理しようと思う。
本の中でも捨て難いのは辞書だと言う人が多い。辞書だけは絶対捨てられない、と言った友人もいる。誰でも、自分の本の中で一番手に取る機会が多いのは辞書だろう。自分の知の元でもあり、自分の手癖が付いていて、愛着はひとしおである。あの独特の紙(インディアン紙というらしい)の手触りも捨て難い。それを今回は処分しようという訳である。
辞書が無い生活など考えられないので、代わりに電子辞書を購入した。これには持っていた辞書は全部入っているし、英会話や歳時記、小説まで入っている。大きさはほとんど文庫本一冊だ。処分する辞書類を並べてみると、結構な場所を取り重いので、この差は大きく、片付け満足度は大である。ただ、事務所では相変わらず広辞苑をめくっている自分がおり、自分ながら苦笑している。
今回は同時に英語関係の本も処分しようと思う。英語の本もやっかいだ。わずか10日間で~、5行で分かる~、たった100単語で~、これならすぐ喋れる、今度こそペーラペラ!というようなうたい文句につられて、つい買ってしまう。ただ聞くだけというやつにもまんまとやられている。しかも二度もだ。まだカセットテープの時代に一度試して失敗したのに、それを忘れてまたやってしまった。楽ちんの誘惑に負けてしまう私がここにもいる。もとより通訳や翻訳をしようという訳では無く、好きな曲の歌詞や映画の台詞がもうちょっと理解出来たらいいなあというような程度のことなのだが、楽には身につかないものだ。
好きな映画の台本を読んだりもしたが、勉強とは繰り返さなければならないものなので、どんなに好きな映画でも一本を何度も観るよりなるべく沢山の映画を観たい私にはこの勉強法は向かなかった。小説もしかりである。サリンジャーもオースターも頓挫した。生活に密着した物だったら身に付き易いだろうと思い、起きてから寝るまでの英語のテープを睡眠学習よろしく寝る時に流したりもしたが、大概起きてから電車に乗るくらいまでで意識が無くなり、会社までたどり着くのは稀だった。旅行の英会話というのも聞き流しながら眠りについたが、飛行機内で飲み物を頼んだりするくらいまでが関の山で入国審査まで行くのは稀、無事に入国して食事をしたり買物をするところまでは行かず、まるで英語が子守唄のようでよく眠るばかりだった。

これから、楽をせずに頑張って英語の勉強をしたところで大したことは無いだろう。その分の時間を有効に使った方が良いのは明らかである。例えば、面白い映画を観るとか。
買ったばかりのピカピカの電子辞書には英会話の教材も何本か入っており、この何十冊の英語本を処分したところで困ることは無いのだ。



2014年8月17日

31 〇

19日、30日、31日の公演準備で多忙。先週も二日間、催しがあり。
あっという間に8月も終わってしまいそうだ。

2014年8月8日

30 トランクへ入れる物-その4 / 靴

7月の整理アイテムは靴だった。
やはり何年も履いていない靴が沢山あった。この頃は楽な靴ばかりを履いているような気がする。おまけに最近は膝が不調ときているから尚更である。
でも、それでは駄目なんだ!と気合を入れる友人がいる。彼女は何十年も体型が変わらず(変わらないようにしている)細身のジーンズも穿きこなしている。何事も自分に気合いを入れる派で化粧水もパンパンと顔に叩きつける。甘やかしてしまっては衰えるという主義だ。若い頃と変わらない体型でハイヒールをカツカツッとさせて闊歩している。50才を過ぎても赤いハイヒールで舞台を走り回っていたティナターナー、カッコよかった! オノヨーコも70才を超えてもハイヒールが似合っている。かっこよさより楽を選んだ、自分甘やかし派の私はとてもそんな真似は出来ない。

冠婚葬祭兼用オールマイティの5センチヒールのプレーンパンプスを一足残したら、もうヒール物は要らない。ハイヒールにはこれでお別れ。とにかく履き心地最優先、脱ぎ履きも楽な物が良い。立ったまま履いたり脱いだり出来たら最高。そういう意味でも、この数年愛用しているのが、AKAISHIのクロッグだ。最初のきっかけはスタッフの一人から薦められたことだが、履いた途端にその履き心地の良さに驚いた。足にぴたっとすいつき履いていないように軽い。聞けばなるほど、人間工学的にも考慮されている物だそうだ。一時はこればかりを履いていたので周りの人からも注目され、私の影響であっという間にスタッフ、友人、家族(70代の叔母にも!)など周りにも拡散した。ある日居酒屋へ行った時、三和土に同じ靴が並んだのには笑った。だが靴とは不思議なもので、同じ靴でも自分の物は分かるものだ。ましてや履いたら一瞬で気がつく。酔っぱらって他人の靴を履いて帰ってしまったというような話を聞くこともあるが、酒で数々の失敗をしている私でさえ靴を間違えたことは無い。
ところで、このクロッグが良品を扱うことで定評がある「通販生活」でも取り扱われ出した。良い物が広がることは好ましいことだが、ついあの居酒屋の光景が浮かび苦笑してしまう。

バッグの時に決めたルール「ハレ、ケ、予備」の観点で選り分けてみたら、計12点になった。やはり最後はこれでも多いだろう。捨てられなかった物としては、残す物のパターンにあてはまっていてまだ新しい物だが、これは予備の予備として残しても、何か壊れたり古くなってしまった時に交換すればいずれ消耗するだろう。そのくらいはまだ生きる予定だ。






2014年7月30日

29 能楽座公演


私の仕事の内でその量と責任の比重が大きものに、能楽座の制作がある。
能楽座は各流各派の当代一流の能楽師によって流派の枠を越えて結成され、人間国宝が何人も所属する稀有な団体である。能という伝統芸術の真の継承と創造をめざし、日本の各地で、特に普段、能や狂言を鑑賞する機会の少ない地方で質の高い能と狂言を公演することに力を注いでいる。                                 
そういった地方での活動の他に、年一度の自主公演も行っている。それが、来月8月31日に国立能楽堂であるのだが、そのDM発送を行った。1200枚、アルバイト4人で丸一日かかる量だ。
この公演は一般の奏演形式に囚われないプログラムを組むので、どうしてもそのこだわりの為にチラシの完成が遅れる。待ちくたびれたお客様から問い合わせもあり、制作をする身にとっては毎年やきもきさせられるが、活動の目指すところを考えると急かしたりすることは出来ない。
「一流の演者に通の客」といった構造で、私が関わる少し前まではこのDM会員だけで能楽堂のキャパはすぐ埋まり、キャンセル待ちが出るような公演であったらしい。最近はそうもいかず広報にも力を入れなくてはいけないのだが、それにしても率の良いDMである。
先日はベネッセ問題など個人情報流出が問題になったが、個人情報としての質を考えるとこの名簿は大変な物なので、軽々しく扱えない物である。勿論、どんな名簿も慎重に扱われるべきだが。
いずれにしても、このように案内が届くのを心待ちされるような公演を制作したいものである。