2019年5月14日

212 パーキンソン病奮闘記 -3 / 自然療法あれこれ 

久しぶりに病院へ行き、薬を飲んで症状が落ち着き始めたが、症状を進ませない為と出来れば病気を完治させる為に、並行して自然療法も続けていきたいと思う。
以前も書いたが、腎盂炎による入院の経験から西洋医学の矛盾と薬の怖さを身をもって知り、抗生物質で弱った身体を回復させるために、東洋医学、自然療法のありとあらゆるものを試した。全てが自己治癒力を高めて自分の力で病気を治すというもので、方法が違うだけで理念はどれもそれぞれに素晴らしいものだった。そして、私がたどり着いたのは仙骨療法で、理念もやり方も気に入り約30年近く続いている。ずっと病院、薬知らずで来たのだが今回の不調である。久しぶりに他の療法も試してみようかという気持ちが動いた。

周りも私の不調ぶりに色々とアドバイスをしてくれ、いくつかのクリニックも紹介してくれた。この機会に信頼できる人の紹介の所に行ってみようと思い、試してみた。六ヶ所あったが、一回で行くのを止めた所が二ヶ所ある。整体を原点にしたAクリニックでは脚を曲げたり引っ張たりグルグル回したりして、その筋肉の動きがヨガをやった時の筋肉の動きと同じだったので、ヨガをやれば済むことだと思い二度と行ってない。若い男性の施術者との相性も良くなかった。料金も内容の割には高い。こういった施術は西洋医学よりは高いものだが、適正価格というものがあるはずだ。もう一ヶ所の東洋医学のTクリニックは何の検査もなく血圧さえも計らず、問診も僅かで納得のいく説明もなく、更年期向きの漢方薬を出してくれただけだった。しかも大手薬品会社の顆粒状の物だった。以前に試した漢方薬は個人の症状に合わせた煎じるタイプの本格的な物だったので、今回の漢方薬もどきには拍子抜けしてそのクリニックへ行くのを止めた。その薬は即刻捨てた。
昨年の春から通い始めたMTSは月1で続いている。実は、今日も行ってきたところだ。初診の際に、脳からの神経伝達さえ治せばいくらでも歩けるとのことだったので、脳の病気であるパーキンソン病だと判明してからは尚更に期待しているところだ。柔和な笑顔のU先生は「薬を飲みながらやって行きましょう」と、西洋医学も決して否定しない。先生の柔軟な姿勢とお人柄で、安心しながら通えるクリニックだ。
他に整体の二ヶ所にも数回ずつ行ったが、小休止している。施術者は二人共女性で人柄も良く、身体を触られるのに安心感があるが、何しろ施術が痛い。痛いくらいじゃないと物足りないと言う友人もいるが、私は痛いのは苦手だ。O先生の所には昨年亡くなりその人生哲学が再認識されている女優のKKが通っていたそうだし、もう一つのT先生の所にはインテリ落語家のKが通っており、こだわりがある人も納得する理念があるので、また行きたいとは思っているのだが…
今はヨガの集中プログラムを受けていることだし、これを身につけ日常に活かすことに目標を置き、一つ一つ納得できるまで経験して自分に合った物を見つけたいと思う。
ひとまずは、週2回のヨガと月1回ずつ、仙骨療法のMRT(Magnetic Reading Technique)と脳神経伝達療法のMTS(Muscle Testing Socius)の治療を続けてみようと思う。